私が読んだ中から面白い無料で読める完結済みネット小説を紹介しています。
なろう系が多めですが、カクヨムやSS掲示板関連の作品もあります。
完結レビュー記事数は2021年までで130作品(過去1)・(過去2)・(過去3)
2022年は現在16作のレビューがあります。
2023年版更新しました→2023
こんな方へおすすめです
✔ランキング外のもっと評価されるべきマイナー名作を知りたい
✔イヤみのない異世界転生とか俺TUEE系をお探しの方
✔完結・安心して読める面白い小説をお探しの方
✔作品の傾向を知ってから読みたい方
✔コメント欄で感想や良作をシェアしたい方(コメント求む)
・最後まで読めた小説…☆3
・けっこう楽しめた小説…☆4
・尖った魅力を持つと感じた小説…☆5
レビューでベタ褒めしている場合は内心☆6です。読み手によって好みは様々なので表示は☆5まで。
2022レビュー小説一覧
6/19 召還社畜と魔法の豪邸 ☆5
6/19 ゲーム実況による攻略と逆襲の異世界神戦記(アウタラグナ) ☆4
6/19 スイカの星の進化論 ☆5
6/19 迷宮の王 ☆4
6/19 リライト・ライト・ラスト・トライ ☆4
6/19 コレジャナイ!『Ⅱ』の世界へようこそ! ☆4
3/1 攻略!大ダンジョン時代─俺だけスキルがやたらポエミーなんだけど ☆5
3/1 お前が神を殺したいなら、とあなたは言った ☆5
2/9 カルマの塔 ☆5
2/9 カラフ撤退戦 ☆5
2/9 黒姫の魔導書 ☆5
2/9 限界超えの天賦《スキル》は、転生者にしか扱えない ー オーバーリミット・スキルホルダー ☆5
2/9 「「神と呼ばれ、魔王と呼ばれても」」 ☆5
2/9 世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する ☆1(注意)
2/9 最新のゲームは凄すぎだろ ☆4
2/9 払暁 ☆4
おもしろい完結作品があればぜひ感想欄にてレビューください。また、読んでみた感想も大歓迎です。
過去作品その1はコチラ
おすすめ度★★★★★
召還社畜と魔法の豪邸
もっと評価されまくるべきな正当派異世界転移物語。主人公一人称メイン、閑話で他者視点、三人称。
デスマーチの最前線でこそ頼りになるタイプの主人公とその仲間たちが異世界に召喚される。
世間から冷遇される呪い子の少女を支え、多くの人たちと接しながら時にのんびり、時にデスマーチしながら生きていく。
主人公サイドは全員が前職SE・プログラマー。異世界の魔法に親和性があり、そこそこの強さを持っています。
しかし異世界はそれが霞むほどに不思議と強者に満ちており、日常パートもずーっと面白い。
ただし、最初は読者も主人公ズもわからないことばかり。
なぜこの状況でそこまで達観するのか? 気楽に構えているのか? とイライラする立ち上がりがあり、また文章も誤りではないけど句点が多く独特(序盤のみ)に感じました。
圧倒的クオリティに対して評価が低いのは序盤のリタイアが多いのかもしれません。この作品をスコップしてくれた方に感謝。
物語が少しずつ動き始めてからは雑に見えて細かい描写も手伝い、面白みがあり惹き込まれていきます。中毒性かなり高し。
相変わらずフワッとした文章の時はあるものの、展開が早くオリジナリティもありすぐに徹夜ゾーンに入るまで没入することになります。
これ以上ないスルメ作品。200万文字越えの長編であり、苛立ちポイントも確かに存在する。
ガッツリ異世界対策をして無双する他テンプレ良作品と比べれば、主人公ズの危機対策は悠長に過ぎるし、無理やりな展開、薄味な名付きキャラの量産、取れる選択肢が多すぎて扱え切れてない。
つまり「そこもっと詰めるよね?」となります。雑ではないが粗削り。しかし。
しかし熱は冷めず、気づけば熱中して読み進めてしまう。読むほどに主要キャラは書き分けられていき、ガバガバゆえに招いた危機を面白おかしく解決したりもして。
気付けば短所を独自の世界観が包み込み、この作品にしかない素晴らしい味を引き出しています。
振り返ってみればストレスフルな部分は僅かだけ。あとはああ素晴らしき世界。
スピード感のあるラストバトルに丁寧な後日譚。200万文字越えでここまでダレずに読めるのは非常に珍しい経験であり、強く印象に残った作品です。
面白い長編異世界ものを読みたいなーという方に、ぜひ読んでみて欲しい秀作です。
スイカの星の進化論
はるか彼方の外宇宙へ流れ着いた主人公。そこには一面の砂漠と、スイカと、猫がいた。
新しいものを食べることで進化する猫。主人公は猫を導き、やがてドラゴンにすら挑み、そして…
複数のおすすめ推薦を頂いていたSF小説。痺れるほど面白かった。なるほどこれは神作品。これがSFか。徹夜必至。素晴らしい映画を鑑賞したような読後感。
SF特有の小さな謎、大きな謎。繋がっていく仮説と試行錯誤の螺旋、突然変異な展開。
ときどき猫ちゃんがウィットでファニー。素晴らしい完成度、面白みがある小説です。
主人公が合理的な考え方をするのも読みやすくてグッド。一人称で、時には後戻りしつつもどんどん猫ちゃんの文化度が拡大していきます。
ありきたりな内政は皆無。この作品だけにしか存在しない技術ツリーを埋めていくような進行は斬新なストラテジーゲームを見ている感覚に近いです。
文明の興亡、未知の領域へ飛び出す変わり種たち。中盤からはもうSFすぎて。目まぐるしい展開なのに、受け継がれていくものもあり。
このレベルの作品を仕上げるにはすごい作者レベルが求められるでしょう。作者はスイカの星出身なのかもしれません。
当然のごとくラストまで一気読みしてしまいました。全体を通して面白かったのですが、特に序盤から中盤にかけての加速度が素晴らしかったです。
終盤はもう、調弦進化猫ちゃんすげぇとしか。徹夜で読み切るSFです。
…余談ですが、これ【異世界クイズ王】を書いた作者さんですね。どちらもなろう完結ランキング上位にハンマーで埋め込みたい。
そうすればなろうを頭ごなしに否定する人が地中に埋まって黒猫からやり直しになるのになぁ。
攻略!大ダンジョン時代─俺だけスキルがやたらポエミーなんだけど
世界の意志とも言うべき存在からポエミーな加護を授かった主人公。
綺麗で狂信的なお姉さんに尻を追われつつ爆速で強くなり、やがては時代を担う英雄になっていく物語。
こーいうのでいいんだよぉ! 枠であり、完結するだけでありがたい現代ダンジョンものであるにも関わらず素晴らしいクオリティで走り切ってくれた秀作。
テンプレに漏れず、主人公がガンガン強化されるチート仕様です。主人公は巻き込まれ型かと思いきや、熱いハートを発揮する展開も多く、特に中盤から王道の味も出てきます。
なろうのなんたるかを自覚した良い勢いがあり、言い回しやお約束に薫る同世代感がいいですね。文は砕けていますが違和感なくガンガン読めます。
ダンジョンの謎周りの設定も最初から固まった像があり、それほど複雑でもなく良い意味で想像しやすい。
タイトルで想像する一発芸を残しつつ、シンプルながら斬新で中毒性も高いため、徹夜が捗ります。
謎解きから文字通り世界をかけた最終決戦まで面白さを維持して駆け抜けてくれるローファンタジーの鏡。
主人公の口癖とか、人によっては萎えるツッコミどころもないわけではないですが、それでも十二分に高水準だと思います。
エピローグとか日常パートが、主人公の口癖も含めてなんとなく某有名な禁書目録さんを彷彿とさせるというか、昔ラノベをベッドに積み上げて読み明かしたあの頃を思い出しました。
レビュー時現在、後日談的な話も投稿されています。気軽に読める現代ダンジョンものとして、新たなおススメ枠。
書籍+コミカライズも決定したとのことですが、まだ発売時期などの情報は見当たりませんでした。
お前が神を殺したいなら、とあなたは言った
宗教という学問を面白いストーリーで読ませてくれる、強烈な秀作。一人称切り替え型。
新興宗教の教祖をやってた日本人が宗教色バリバリな異世界に転生して、そこで信仰されている神を殺そうとする物語です。
いわゆるなろう的な要素は少なく、主人公もあくまで主要キャラの一人といった位置づけ。
まず導入が素晴らしい。とりあえず7話までで、これが誰にでもかける小説ではないと感じることができると思います。
某カルトで日本が騒がしくなった時に多くの人が感じた「なぜ東大卒のエリートがしょうもない新興宗教にハマるんだ?」といった疑問について、実になろう大人の部らしく描いていると思います。
ドラッグ、洗脳、その他アレコレ。ノクターン行きすれすれのいろんな意味で危険な描写もあり、主要人物も大量に死にます。
また時系列や視点が毎話切り替わり、さらには推理物の要素もあるため、脳の容量を確保して読む必要があるタイプの小説です。
他の方も感想に書かれていますが、宗教や神という存在について多少なりとも考えをはせたことがあれば面白さもいや増すのではないかと思います。
中盤、40話を超えたあたりから終盤前までは主人公不在の状態で、難しく動きの少ない展開が続くため人によってはダレるかもしれません。そのあたりが見切りポイントでしょうか。
ただ、中盤を超えて動き出す物語は素晴らしい魅力があり、ヒロインの演説や躍進の描写はかなり印象深いものなので、ぜひリタイアせずに読み進めてみて欲しいですね。
人と宗教がテーマなら当然の帰結か。多くの作品では洗脳や位置づけが決まったらそのままキャラ付けが確定して突き進むことが多いのですが、この作品ではキャラの関係性が頻繁に変化していきます。
敵味方含めて内面の変化が大きく、それがまた題材に沿っているというか、不確実性を楽しむことができますが、安心して応援できる、いわゆる味方サイドがないためフワフワした気持ちで読むことになります。
総じて非常にクセが強い作品ですが、それを差し引く(あるいは加算する)としてもこの小説は神作品の部類だと思います。
登場人物ではなく、題材そのものに重きを置いているからこそ醸せる読み味に終盤はついつい一話目を読み返してしまったり。
このペースで最後まで終わるのか? から ちゃんと読んだ人にしか味わえないカタルシスをぶちかまし、ある意味で投げっぱなしたラスト。
しかし、それを雑な完結だと言える読者はいないでしょう。
「なろうの小説とか全部キンキンなんだろwww」
などと供述する輩にこの作品を勧めれば一撃で沈黙させられる小説だと思います。
カルマの塔
最高レベルの作品。
大長編ゆえ半年規模で取り組み、かつ半年はこれ以上の感動を得られないことを覚悟すべし。
抉られるような痛みを伴う展開も多く人は選ぶが、ネット小説人生最高の一冊にこの作品を持ってくる人は多いと思う。
盛り上がりゲージが突き抜けたまま永久に戻ってこない最強巨星な戦記物です。
どん底からすべてを踏みつけて奪い続けて成り上がり、巨大なカルマの塔を築く男と周囲の狂人たちの群像劇。
ここまでギラついた主人公はいただろうか。それは回を追うごとに光量を増し、色合いを変えながら天に昇る。
1話目から強烈です。 カビパン お花売り 奴隷 ダルマ …はい。
2話目もダメな方のムナクソ 3話もものすごくキツイ。しかし、後々意味を持つ。
作者にとっては3話まで読んだ読者のムナクソ感情も想定済みであり、作品の自己紹介のようなものなのだと思います。
それ以降は最序盤ほど酷いムナクソは(ほぼ)ありませんので安心してください。
そしてもちろん、気持ちが悪くなるだけの小説ではない。
拒絶感が出た人も、主人公が内面世界でいろいろ決別するまでは我慢して読んでみてください。普通のラノベ半冊分くらいの場所までは。
文章のレベルは完全にプロレベルです。ものすごく安定していて読みやすいです。
作者の筆力が高いと、hentaiも凶器も甘酸っぱい恋愛まで全てが色づきます。おっぱいは概念。
英雄がゴロゴロしている世界。さらに異世界オカルティックな隠しボスが存在したりと、序盤からとにかく濃くて飽きさせない。
逆に濃いキャラが多すぎるかもしれない。1話1話を章完結かよってくらいカッコよく仕上げてくる。
もちろん波はあり、臭い時も、そのコッテリさに離脱してしまう時もある。それでもカッコいい回は激烈に痺れる。シリアス回も激烈にシリアス。覚悟が必要。
女性の魅力も素晴らしい。読者を巻き込んだハイレベル正妻戦争も久しぶり。
ヒロインに対する最初の印象と内面の差のギャップで読んでいるこちらが振り回されるレベルで描写が上手いです。
安易なヤンデレなどそこにはない。読み進めてみて欲しい。形容できない愛の形に脱帽です。
感想欄には作者にすべてを委ねている人が大量出没。ここまで作者という神を無条件に信奉できる作品は、マジで、ない。作者が読者にとって神である作品はだいたい神作品。
なお、神は残酷なので注意されたし。
骨子となる戦記部分は本格的であるが、個人の力が戦術と同レベルの英雄が大発生しているため武将の武力によるところが大きかったりする。
どちらかといえばキングダムとか無双シリーズ寄りなのでそこは好みが分かれるか。
…嘘です。戦術も、それを描き切る文章校正も神です。
復讐劇の構成も見事で、ここまで完成度の高い小説は類を見ないレベル。
徹夜の読書により詰みあがったカルマが炸裂して翌日泣く。いろんな意味で泣く。嗚呼。
あえて粗を挙げるなら序盤の幕間の重さと少々の誤字脱字か。
それを超えて読めば序盤のゴールドラッシュや王会議編などは面白すぎる。
硬派な武力のあれこれから解放された英雄たちの遊びのギャップはやばい。
なんでなろう小説の夜の街歩きパートってこんなにワッフルワッフルするんでしょうね。
もうね、コッテリすぎて白の王様のとこまでレビューできる元気残ってないよ。
そこまで読んだら、もうこの紹介記事は必要ないでしょう。読めば読むほど極上のワイン。
注意点はこの小説に多大な時間を奪われることのみ。読み、途中で良いからぜひこの記事にも感想を寄せてほしいです。
カラフ撤退戦
ここはゲームか? それとも異世界か?
人類の生存を賭けたエイリアンとの戦争。
敗戦による滅亡が濃厚な世界に、機械仕掛けの神に導かれた男がダイブする。
優れたステータスとプレイスキルを活かし、人類の勝率を上げるタスクをこなしてゆく主人公。同時に進行する脳への浸食。
下手なランキング作品よりもよほど潔く、クオリティが高い秀作です。
近未来な兵装と、古き良き鉄臭さ混じる、ニヒルでウィットに富んだやり取り。実にイイ。できるAIもセットです。ピクッときた人、読んで損はしないです。
スピード感のある展開。無駄がなく、爆速で進むFPSゲーのキャンペーンを視聴しているよう。実にシャレている。
一話を読めば立ち昇る期待、そして物語の楽しみ方を理解できるでしょう。
戦争と市民感情!ゾクゾクするぜ。
スターシップ・トゥルーパーズは好きか?
星間航行ができるのに見て来いカルロなドンパチものがよぉ! なら読んでみな市民!
そこがゲームなのかリアルなのかは読者にもわからねぇ。だが没入できるならどちらも本物さ!FUUUU!
スンッ
ラストはまさにタイトル通り。駆け抜けた。そしてこれからも駆け抜けるだろうハリウッド映画。
存在しないはずのスタイリッシュなエンディングテーマが脳内を流れる。
全ての情報の開示が求められる作品とそうでない作品があるとすれば、カラフ撤退戦は求められないタイプである。
世界の謎は後でいい。もはやどうでも良いまである。
この世界にしかない魅力がたしかにある。読めば惹き込まれる傑作へログインすべし。
黒姫の魔導書
三人称視点。
転生して魔導書になった主人公がヒロインを支えつつハードルを乗り越えていく物語。
昔からその王道、質の高さから多くの方におすすめされたものの、なんとなく話は想像できるし後でいいかと読んでいなかった作品。
手を付けてみる。 ……おもしれーじょん!!
物語はシンプル。良い意味でパターンにはまっていて安心感があります。
キャラを少なくし、丁寧に人間関係や信頼を築く過程を描けていて感情移入することができます。
ヒロインは少女らしいというか、うじうじしている所もあり、今時の有能すぎるなろうヒロインとは少し違います。
主人公もチート性能はありながらも制約が多くあり、なろうにありがちなヒロインを自分に依存させることなく自立させて正道で導こうとしている所がより正統派味を増していると思います。
序盤は少々面倒に感じても、そういう作品なのだと思って読んでみるのが良いかもしれません。
やや冗長な場面もありますが、章ごとの見せ場はかっこよく決めてくれますし、気持ちの良いシーンもそろっています。
細かい設定や蘊蓄もしっかり作られていて安定しており、全体的に明るい雰囲気で楽しく読み続けることができます。
ただ、主人公による心理学チックな誘導がそれなりの頻度とクセを持つため、少し鼻につく人がいるかもしれません。
あとは地の文で主語がわかりにくかったり名詞が似ていて混乱することがたまにありますが、文章そのものはレベルが高く読みやすいです。
ラストはもっと引っ張って欲しい! とも思いますが、実は満たされるところが満たされた大団円。
無駄に風呂敷を広げず、読者に「もっと風呂敷を広げても良いのよ!」と感じさせる完結。美味しいコンソメスープな読了感だと思います。
全体では文句なく秀作。星5を満たすクオリティでした。
余談ですが、地味にすごいのは2016年に完結した作品なのに、2022年でも感想欄に作者からの返信があること。面白かったら面白かったと書きましょう。
みんなハッピー(^^♪
今からでも遅くないから書籍化、コミカライズ、なんならアニメ化しよ? 立ち上がってもええんやで作者様。
限界超えの天賦《スキル》は、転生者にしか扱えない ー オーバーリミット・スキルホルダー
転生者にしか扱えないスキルを手に入れた奴隷主人公。
同じく強力なスキルを手に入れたことによりすれ違ってしまった女性を探すうちに世界の謎に迫り、やがて世界を救う冒険に発展していく物語。
基本は主人公の一人称視点。たまに他視点や三人称視点があるが、ブレてはいない。
クドさのない文章に、派手さはないが練られたプロット。王道長編作品の旅立ちの香りが心地よいです。
章を跨いで紡がれていく伏線も、なんというかつくづく王道であり、往年のファンタジーRPGみがあります。
ニョキっとなろうランキング上位に現れ気になって読み始めたのですが、なるほどなろうと既存王道のハイブリッドを感じる「良さ」を感じます。
旅立ちの1章、大立ち回りの2章、展開と規模が大きくなる3章…。いいですねー。
章ごとに芯があって魅力的なヒロインが相棒ポジで登場します。
とはいえ悪いハーレムになることはなく、描写もそう多くはありません。ただし、主人公も鈍感なところがあるため鈍感系冷めるって方にはマイナスかもしれません。
あとはちょいちょいネットのネタが入るのが、臭みに感じる人もいると思います。
最終的に主人公はヒロインレースに明確な答えを出しますし、いちゃこらせずに物語が展開するため個人的には良い複数ヒロインだと思います。
3章までは非常に期待値が高いのですが、中終盤は話が見えてきてしまうのと場面転換も多く、どうにも移入が離れがちに。
特にラスボス関連はもう少し掘れたのではないかなと思います。
ただ、ヒロインレースは安易なハーレムに行かずしっかりと答えを出したこと、そして大団円のエピローグまで描かれ、満足のいく読了でした。
総じて、もう少し詰められそうだけど充分に面白い作品だったと思います。尖りがやや足りないものの、じわじわと楽しめる☆5作品。
「「神と呼ばれ、魔王と呼ばれても」」
超越存在が新人類の発展を見守る物語。
…と字面でいえばよくありそうななろう系に見えます。
しかし、この作品は良いものです。オンリーワンの狂気輝きを持っています。
7,8話ほど読めばどんな話か理解できます。
今までに無いようで、あるような、不思議な滑り出し。実力は商業レベル。簡単な挿絵が数点あります。
無駄のない読み切りサイズに、何を描きたいかがヒシヒシと伝わってくる秀作だと思います。
ありふれたシナリオ。変化、停滞、繰り返す進化と退化。
視点を変え、それを表現する力があれば人と世界はこんなにも広がる。
内政ものではありません。どちらかといえば宇宙が舞台のストラテジー? あるいは人類シミュレータ? …を外から見つめる何か。いやなんなのでしょうねこれ。
大きな流れがあって、そこから生まれた突然変異が世界を動かす。
人類発展の映像を眺めているようでもあり、ゲームの主人公になって世界を動かす体験をしているような気持にもなる。心で笑い、感動できる。
初めてシビライゼーションをプレイした時を思い出しました。
名作RPGやストラテジーをクリアした時に得られるあの満足感と寂しさ。
急に我に返る感覚が何となく嫌な人はいるでしょうか。
ラスボスを倒せない現象。ゲームの登場人物たちの中に、自分はいない。ヒュンッとしたあの一瞬の虚しさ。だから、創作は素晴らしい。
無いようで、あったような、表現するに困る作品です。
読み終わりに思い返してほしいのは、固有名詞がほぼ出て来ないこと。最初と最後のループ感、タイトル含めて味がありますねぇ。
実に多くのテーマをこれだけの文章に詰め込んで、この形で読めたことは喜びです。
とにかく質は保証できるから、あとは好みに合うかどうかでしょう。
基本的には優しい世界。重くもないから、とりあえず読んでみたら得しますよ。
好みに合致したなら、あなたはお気に入りの創作作品クリアに数日要した時に得られる満足感を一日で得ることができます。そんな作品です。
おすすめ度★★★★☆
ゲーム実況による攻略と逆襲の異世界神戦記(アウタラグナ)
最弱種族の人間がエルフとヴァンパイアに挟まれ雑に生かされている世界…という設定のゲームを実況プレイする男とその操作キャラを中心とした人間逆転戦記…。それだけで…、
えー、…というあらすじは、えー、適切ではあるが適切ではないんですね。まぁなんというか。もしこのゲームが現実なら、この世界に生きている人はどんな会話をしているんでしょうね。
気になりますね。さておき、いいからこの実況プレイをみてほし
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あなたには無期限の有給が付与されました。
………
……
…
物語はプレイヤーの実況視点とゲーム内異世界のキャラの主観で進行します。
ゲーム内世界は人間にとって絶望的な状況であり、一敗=滅亡。毎話人類の興亡この一戦にあり。語りと戦闘に火があります。
それでも序盤は「よくあるプレイヤー無双かな?」と思っていたのですが、途中からひょっとして独自の工夫メガ盛りであれかし? となります。
【村づくりゲームのNPCが生身の人間としか思えない】という秀作を彷彿とさせる小説です。
主人公はゲーム実況者と、神を心から求めた少女。ゲーム気分からもう一つの現実へ。
読者は、その世界がフィクションでないことをすぐに知ることになります。主人公は物語が進むにつれて知っていくことになります。
読者の認識を前提として、主人公ゲーム実況者の気付きや心理の変化が描かれているのは熱く楽しく、またハラハラしながら読むことができます。
視点の主がわかりにくい、細かい設定が語られないなど部分的に詰めてほしいところはありますが、その分が想像と熱量に変換されている気も。
文章は軽妙サクサクですが、シリアス度は高いです。ガンガン先細る人間軍、メインキャラも死にます。
しかし絶望的な状況だったからこそ、ラストは素晴らしい。読者の願いもまた届いたのだ。おぉ我らが鬼神よ。そうデアレカシ。
気軽に読めて、ずーっと熱くて、最後は鬼神様に祈りを捧げることのできる秀作。本来なら☆5ところ他の二作が神作だったため主観により☆4になっている節があります。
どんな気分の時でもとりあえずどうぞ。
コレジャナイ!『Ⅱ』の世界へようこそ!
前作をクリアした主人公が続編のゲーム世界主人公に転生。
本来の流れをぶち壊したり、時には尊重しながら新しい物語を作っていく。
最初は単に迷走した続編の世界にツッコミ入れつつ進行します。気楽に読むにはいいかなーくらいの熱中度。しかし中盤以降は小説のレベルが上がっていくように感じます。
そこそこ長編ですが基本は軽めの進行。そこそこレベルで面白い作品かなと感じつつも、時々グッと惹きつけられるシーンや文章があるため読み続けました。
工夫のある世界観、軽そうで意外と深みのあるキャラ設定など、パロネタもありますがテンプレによらないオリジナリティをしっかり搭載しています。
この小説の良さは中盤以降に凝縮されており、戦闘も物語が進むにつれ味が出て、スピード感も上がっていきます。
終盤に世界の謎が解けると同時に語られる作者の平行世界や運命の捉え方はとても面白く、よく練られているなと感じました。
240話あたりを超えてからは長編の積み重ねを利用した怒涛の展開。正直ここまでは没頭していなかったのですが、ここからラストまでの流れを見せつけられては見事と言わざるを得ないデス。
ご都合主義? いいじゃない!面白ければ! コレ!!
中盤までは気軽に読める☆4転生ゲームプレイ小説、中盤以降は序盤の伏線も利用してしっかりまとめた☆5秀作という印象。
リライト・ライト・ラスト・トライ
シリアス多め。重めの異世界ループもの。一人称切り替えです。
異世界へのハザマに迷い落ちた異世界メタ知識もない普通の少女が性悪な神獣にゲームを持ちかけられる。
一週目のループで失ってしまった心の拠り所。少女が心を許した男を次以降のループで100日間生存させればゲームクリア。
死ねば次のループへ。いつでも諦めて見捨てて現実世界へ帰ることができると性悪な神獣は嗤う。
少女は心をすり減らしながら孤独な戦いに挑む。その50週目の物語。
人の心や信仰の歪さなどに重きが置かれており、シリアスかつ不気味さもある。
ループがあるからこその矛盾や倫理観の差異からくる葛藤、ループものの醍醐味でもあります。
狂信的ならばなぜ狂信的なのか、軽薄ならばなぜ軽薄なのか、物語を停滞させずに組み込まれていく描写が高レベル。
ループものではありますが、物語の大半は50周目の物語であり、作中でループはほぼ発生しません。また恋愛ジャンルではあるものの、甘酸っぱいのが少しあるくらいでイチャコラは皆無。
辛い展開が多く、爽快なループものではないため腰を据えて読むタイプの作品です。
しかし辛い展開を重ねてこそ出る深み、ループに苦しみながら変化していく主人公の思考はある種の正統派。
終盤は勢いがあり、一気読みも可能な分量であるためシリアスループ系の入門に良いかもしれません。
ラストは爽やかに。大団円とはいきませんが、それはきっと現実に即したハッピーエンド。
ハラハラしたい、青春の香りもほしい、体力に余裕がある。捻くれたクソ神獣を殴りたい。そんなときにどうぞ。
迷宮の王
血沸き肉躍る闘争を求めるミノタウロスと、同時代に生きた男たちの物語。三人称、二部+外伝で構成される、徹夜で読み切れるサイズの骨太小説。
一部
迷宮のシステムから外れたユニークモンスターがただ最強を目指す。そして到達する。
実に明瞭、シンプルイズベスト。簡潔な一文を重ねて描かれる強烈に惹き込まれる物語。
向かってくる障害を全て引き裂いて進むミノ王。不足しがちの純粋異世界迷宮成分を摂取することができます。
バスタードソードの一撃のように重厚な一太刀を味わいましょう。
二部
英雄の冒険譚。
高い筆力でもって凝縮された背景。貴族、神霊、まともに書けば10倍の文章が必要になる濃密さで、おそらくは大量の離脱者を出している。
しっかりと読み込んだ読者の前にのみ、ミノタウロスに挑める英雄像が出来上がる。
この読書経験を良き思い出にしたければ、読み込む必要があります。
練り込まれているのは間違いないが、集中しないと年表の羅列を読んでいる気分になること請け合いです。個人的にはリタイア寸前までいきました。ミノ王の挿話のおかげで持ちこたえた。
しっかり理解できていたかは怪しいものの、それでもラストバトルは本当に面白かった。
サクッと骨太物語を読みたいときにどうぞ。
最新のゲームは凄すぎだろ
異世界をゲームだと勘違いしたまま英雄へ至る主人公の物語。…と見せかけて。
序盤はあらすじ通り。
異世界をゲームと勘違いしたまま自由に振舞い、その結果世界にいろいろな影響を与えます。
なぜこれだけ現地人と関わってていまだにゲームだと思うのかレベルなのだが。
勘違いに気付いてからは、悩みつつも自分の意志で異世界の危機を救うべく介入していきます。
異世界が現実だと気づいた時には後悔と葛藤、うじうじ描写があるが、立ち直ってからは王道ルートへ。
いくつかの謎と疑問を抱えながらも、異世界と異世界で知り合った人たちのために頑張る主人公。
文章は普通に読めるが、粗もある。視点切り替えが多く、違和感のある分のつなぎや誤字脱字も散見される。
同じシーンが繰り返されることもあるが、こちらは個人的には許容範囲かなと感じました。
そこそこ古い作品で、ある意味時代を先取りした作品かもしれません。
主人公は昔ながらの鈍感系なところがあるし、設定も詰め切れていない。
完結も、最近の神作品と比べて煮え切らないようにも感じます。
それでも国と国との交渉だったり、甘酸っぱい恋愛感情などの描写は常にいってのクオリティがあると思います。
つまり総評としては良作だけど、今の時代に合わせたなろう作品を読んだ後だとアクを感じるかもしれません。
払暁
騎士のために望まぬ英雄になることを選んだ地に足付かぬ男装の女魔法使いと、女魔法使いに身も心も救われ心酔する騎士の恋愛物語。
読み切りサイズの一人称切り替え型。稀に三人称視点。
タイトルやあらすじで敬遠しがちですが、全体にわかりやすい構成であると思います。
依存とか、主従のあり方、自分でも自分の気持ちに気付かないようなもどかしさ。心理描写が巧みです。
文章も完成度高し。無駄な描写をせず、必要な時に必要な説明があるためテンポよく感じます。
「なろう」が形容詞化する以前の体系というか、ガッシリとした印象を受けますが、それでいて堅苦しくもなくほど良い読みやすさ。
なにやら中盤などは読んでいて主人公に距離を感じるというか、「設定の割に子供じゃね」と離脱を考える場所がありますが、その後8話ほどで納得します。
ラストもハッピーエンド。モヤモヤとしたふたりの心の霧が晴れるとき、読者の心に幸せな風が吹く。
好みに合うなら充分に☆5だと思いますが、同胞へのアプローチが他にもあったかな? とやや性急に感じて補足が欲しかった印象もあるため☆4にてご紹介いたします。
おすすめ度★☆☆☆☆
世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する
タイトル通り。「小説家になろう」での状態は一応完結済みです。でも完結詐欺ですので読まない方が良いです。
コミカライズ、アニメ化もした作品。作者はいろいろと話題になる方です。
個人的に「魔王様の街づくり!」は大好きなのですが、今回はいろいろと残念です。
同人と商業、無料と有料のアレコレは本当に難しい話ですし、無料で小説を読ませていただいていることも承知しています。
でもね、作者ページとかいろいろ加味してね、透けて見える残念さがあります。
コミカライズ読んで原作が気になって、完結ってあったから読んだんですよ。作者が完結って言ったら完結ですよ。でもね…(´;ω;`)ウゥゥ
商業化作品は面白いものになるのではないでしょうか。そっちが完結したら読みに行けばいいかもしれませんね。
※この記事にあるレビューは2022年更新分のみです。
2018年~の過去作レビューは↓にまとめています。
過去の完結レビューまとめ1
サラリーマンの不死戯なダンジョン ☆5
無欲の聖女(旧題:無欲の聖女は金にときめく) ☆5
玉葱とクラリオン ☆5
五つの塔の頂へ ☆5
らすぼす魔女は前世の最萌を飼い殺す ☆5
グリモワール×リバース~転生鬼神浪漫譚~ ☆5
「お前ごときが魔王に勝てると思うなとガチ勢に勇者パーティを追放されたので、王都で気ままに暮らしたい ☆5
おっさんたちの戦いはこれからだ!〜勇者パーティーの初期メンバーだった商人は勇者を使い捨てた大国にブチギレました。 ☆5
ネトオク男の楽しい異世界貿易紀行 ☆5
迷宮と掲示板 ☆5
町をつくる能力!?~異世界につくろう日本都市~ ☆5
笑顔で魔力チャージ~無限の魔力で異世界再生 ☆5
盾の勇者の成り上がり ☆5
魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」 ☆5
幼女戦記 ☆5
転職の神殿を開きました ☆5
魔王さまのまちづくり!~最強のダンジョンは近代都市~ ☆5
この世界がゲームだと俺だけが知っている ☆5
セブンス ☆5
公爵令嬢の嗜み ☆5
転生したらスライムだった件 ☆5
無職転生 -異世界行ったら本気出す- ☆5
ソード・オブ・ベルゼビュート ☆4
目指せ樹高634m! 〜杉に転生した俺は歴史を眺めて育つ〜 ☆4
紅の死神は眠り姫の寝起きに悩まされる ☆4
戦姫アリシア物語(機動強襲型令嬢アリシア物語) ☆4
平和の守護者(書籍版タイトル・創世のエブリオット・シード) ☆4
骨骨ダンジョン作りかけ ☆4
悪役令嬢は旦那様を痩せさせたい ☆4
殺戮のダンジョンマスター籠城記 ☆4
千のスキルを持つ男 異世界で召喚獣はじめました! ☆4
小説投稿サイトでランキング一位を取らないと出られない部屋 ☆4
私は戦うダンジョンマスター ☆4
予言の経済学 ~巫女姫と転生商人の異世界災害対策~ ☆4
闇ギルドのマスターは今日も微笑む ☆4
403 シングル・ルーム ☆4
セーブ&ロードのできる宿屋さん ~カンスト転生者が宿屋で新人育成を始めたようです~ ☆4
火輪を抱いた少女 ☆4
死神を食べた少女 ☆4
人狼への転生、魔王の副官 ☆4
本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ ☆4
八男って、それはないでしょう! ☆4
自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う ☆4
俺だけ帰れるクラス転移 ☆4
まのわ~魔物倒す・能力奪う・私強くなる~ ☆4
エルフ転生からのチート建国記 ☆4
ぼくは異世界で付与魔法と召喚魔法を天秤にかける ☆4
万年Dランクの中年冒険者、酔った勢いで伝説の剣を引っこ抜く ☆4
LV999の村人 ☆4
マヌケなFPSプレイヤーが異世界へ落ちた場合 ☆4
軍オタが魔法世界に転生したら、現代兵器で軍隊ハーレムを作っちゃいました!? ☆4
詰みかけ転生領主の改革 ☆4
堕落の王 ☆4
異空のレクスオール ☆3
クラスメイトに殺された時、僕の復讐は大体達成された ☆3
ダンジョンを造ろう ☆3
異世界のカード蒐集家 ☆3
ヒール最高 ☆3
オットー・フォン・ハイデッカーはゲーム脳 ☆3
アビス・コーリング~元廃課金ゲーマーが最低最悪のソシャゲ異世界に召喚されたら~ ☆3
異世界でアイテムコレクター ☆3
異世界は赤い星と共に ☆3
平凡なる皇帝 ☆3
魔王の器 ☆3
火刑戦旗を掲げよ! ☆3
NO FATIGUE 24時間戦える男の転生譚 ☆3
過去の完結レビューまとめ2
十年目、帰還を諦めた転移者はいまさら主人公になる (個別記事あり)☆4
町人Aは悪役令嬢をどうしても救いたい (個別記事あり)☆4
世界の闇と戦う秘密結社が無いから作った(半ギレ) (個別記事あり)☆5
最強呪族転生 〜チート魔術師のスローライフ〜 (個別記事あり)☆5
サイレント・ウィッチ (個別記事あり)☆5
死霊術師の人型兵器開発(個別記事あり)☆5
ふつつかな悪女ではございますが (個別記事あり)☆5(※web版公開終了しています。メディア展開のため)
病毒の王 (個別記事あり)☆4
Ash Crown ‐アッシュ・クラウン‐(個別記事あり)☆5
俺のメガネはたぶん世界征服できると思う。☆3
現実世界に現れたガチャに給料全部つぎ込んだら引くほど無双に ☆4
夜伽の国の月光姫 ☆4
魔王様観察日記 ☆5
本能寺から始める信長との天下統一 ☆4
鬼人幻燈抄 ☆5
異邦人、ダンジョンに潜る ☆5
中卒探索者ですけど今更最強になったのでダンジョンをクリアしたいと思います! ☆4
武姫の後宮物語 ☆4
役立たずスキルに人生を注ぎ込み25年、今さら最強の冒険譚 ☆5
作家になりたい人が多すぎる ☆4
少女の望まぬ英雄譚 ☆5
嘘つき戦姫、迷宮をゆく ☆4
灰と王国 ☆5
日本にダンジョンが現れた ☆4
終焉世界 ☆4
勇者、或いは化物と呼ばれた少女 ☆5
ハルジオン~口だけ野郎一代記~ ☆5
フシノカミ ☆5
魔術学院を首席で卒業した俺が冒険者を始めるのはそんなにおかしいだろうか ☆4
処刑された賢者はリッチに転生して侵略戦争を始める ☆5
スキル『市場』で異世界から繋がったのは地球のブラックマーケットでした ☆5
若者の黒魔法離れが深刻ですが、就職してみたら待遇いいし、社長も使い魔もかわいくて最高です! ☆4
乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です ☆52019/11/15 ブレーメンの屠殺場 ☆5
ノームの終わりなき洞窟 ☆5
異世界行商譚 ☆4
魔剣鍛冶師になりたくて ☆4
過去の完結レビューまとめ3
復讐は天罰を呼び、魔術師はぽやぽやを楽しみたい ☆5
百万回転生した俺は、平和な世界でも油断しない ☆5
悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました ☆5
黄金の経験値 ☆4
ドラゴンキラー商店街 ☆4
転生王子と憂いの大国 ☆4
やりなおし貴族の聖人化レベルアップ ☆4
傭兵と小説家 ☆5
最強で最速の無限レベルアップ ~スキル【経験値1000倍】と【レベルフリー】でレベル上限の枷が外れた俺は無双する~ ☆3
むらさきひめ ☆4
三大陸英雄記~現代知識による帝国再建記~ ☆5
異世界のクイズ王 ☆5
湯沸かし勇者の復讐譚 〜水をお湯にすることしか出来ない勇者だけど、全てを奪ったお前らを殺すにはこいつで十分だ〜 ☆4
マイナスファンタジー ☆3
村づくりゲームのNPCが生身の人間としか思えない ☆5
12ハロンのチクショー道 ☆5
世界再生GAME ☆5
世界でただ一人の魔物使い~転職したら魔王に間違われました~ ☆3
モンスターのご主人様 ☆5
チートで賢者な俺は異世界に革命を起こす ☆3(ネタ枠)
僕以外の人類はVR空間に移住した ☆5
悪魔公女 〜ゆるいアクマの物語〜 ☆4
2022年のご挨拶
こんにちは。なんだかんだでまとめ記事を書き始めてから4年目に突入しました。
2021年半ばから更新が滞ってしまい申し訳ありませんでした。
コメントは随時読ませて頂いておりました。繰り返し遊びに来てくれていた感想欄常連のあなたに特に感謝を。ビバ、なろうスキー!
好みが似ている、参考になるなど言っていただくたびにニマニマしておりました(*´ω`)
おすすめ作品も多数いただいており、私がまだ読みに行けていない作品については、別途まとめ記事にしたいと考えております。(そのうちメイビー)
今は仕事が落ち着いているため、また以前のように更新できればと思いますが、さて。まぁ長い目で遊びに来ていただければ嬉しいです('◇')ゞ
最近はなろう作品全体のレベルが上がっているなと感じます。それだけに埋もれてしまう名作も多く出てくると思うので、
この記事を通して一つでも良い作品を訪問者様にお届けできることを望みます。今年もよろしく(*'▽')
カエデ
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