ふつつかな悪女ではございますがとは
小説家になろうに投稿されている無料ネット小説です。本編完結済み。
入れ替わり勘違い系の傑作であり、なろうの累計完結ランキング上位にも食い込んだ有名な作品です。
読むのを迷っているなら読みましょう。私が保証します。
読んでみた感想や、どんな小説を求める人におすすめかを紹介していきます。
※この記事は3分で読めます。
※メディア展開に伴い、なろう(web版)の無料公開は終了したとのことです。
ふつつか悪女はどんな話?
この作品にタグをつけるなら
神作、入れ替わり、勘違い系、中華後宮物語、ハイレベルざまぁ、病弱メンタル鋼ヒロイン、恋愛(主に王子の片想い)
いつもならどんな話か頑張って説明するけれど
入れ替わり勘違い系&後宮ざまぁ物語の傑作とだけ知っておけば十分だと思います。
あとはあらすじよめば説明不要。数話読んだらたぶん離れられずに最後まで読んじゃう。
読んで満足しない人は100人に1人いるかいないかだと思います。
作者あらすじ
黄家の玲琳(れいりん)は、やや病弱ながらも才気に溢れ、次期皇后候補との呼び声高い美少女だったが、それを妬んだ朱家の姫・慧月によって、互いの体を入れ替えられてしまう。
慧月の卑劣な罠によって、真実を訴える言葉を封じられ、処刑にまで追い込まれる玲琳。回避しても、野ざらしの粗末な蔵に身一つで追いやられてしまう。
だが、慧月は知らなかった。
「ええと、死にかけるのはわりと日常なので問題ないのですが……それより、こんな健康な体で過ごさせていただけるのですか!?」
玲琳は「やや病弱」どころか、数日に一度倒れるほどの虚弱体質であり、それゆえ鋼のメンタルを持つ少女であったことを――!
荒野で薬草栽培はお手の物、これまで抑えていた鍛錬も存分にできる!
降って湧いた健康な体に歓喜し、「朱 慧月」としてここぞとばかりに伸び伸び過ごす玲琳。
一方これまで「朱 慧月」を蔑んできた、皇太子をはじめとする周囲は、突然様子の変わった彼女に、徐々に惹かれていき……?
ふつつかな悪女の感想やジャンル、特筆すべき点
サクッと読める入れ替わり勘違い系の傑作。
描写力、そもそもの筆力が高すぎる。なろうにあるまじきガチ勢による作品。
1話からわかる中華後宮ガチ勢臭。5話まで読んだら継続決定。というか徹夜が決定する。
中華後宮ものということで、韓国ドラマ的なイヤミなドロドロも出てくるかなーと思っていたけれど、予想を良い意味で裏切られます。ドロッとした油から上げたばかりなのに、どうしてこんなにサクッと揚げたて唐揚げなのか。
ああ、メンタル金剛な病弱ヒロイン玲琳ちゃんかしこかわいい。ざまぁ筆頭の噛ませ悪役令嬢慧月も当然そのままでは終わらない。
ざまぁはもちろん、ギャグじゃないのにギャグだとしか思えない爆笑要素に大満足。それでいて人間の内面の美しさ、内面から溢れる魅力が外見をすら違って見せるということをしっかりと描く。お得感やばい。
たしかに入れ替わりテンプレの範疇ではある。目が飛び出るような意外性があるわけではない。でも面白い。
下手な創作料理より、正しくまとまった膳のなんと美しいことか。
完全にプロの仕事です。ほとんどそのまま書籍化できるレベル。完結の満足感は満漢全席。
唯一の懸念事項として最初の数話は難しい名詞や漢字に苦労する点か。すぐ読みやすくなるし止めるのはもったいないですよ。
他の感想やレビューの声
※なろう本家レビューより抜粋しています。
・病でたくましく育ちすぎた姫が素敵で面白い。
・大好きだ。この高揚した気持ちを誰かに伝えたい。
・読むと元気が出る中華ファンタジー
・スカッと爽快感のある物語
・ざまあの超進化系!
小説情報
作者:中村 颯希
人称:3人称
文字数:18万文字(ラノベ1冊相当)
連載状況:完結
作者キーワード:R15 中華風 入れ替わり 嫌われのち総愛され おっとり豪胆ヒロイン メンタル鋼鉄 後宮
作者設定ジャンル:異世界〔恋愛〕
書籍やアニメ化、コミカライズ情報
2020年10月現在、中村 颯希先生の活動報告にて書籍化決定の情報が確認できました。やったぜ。
2020年12月28日に書籍が発売されるとのことです!
◆出版社:一迅社さま
◆発売日:12月28日(月)
※Amazonさまでは、本日より予約開始しております!!!(圧)
◆価格 :1200円(税抜)
◆イラスト:ゆき哉先生
◆月刊コミックゼロサム2月号(12月28日)より連載開始 ※小説発売と同日!
◆ご担当:尾羊英先生
対応速度が爆速ですね。まぁ…それだけ面白いのは間違いないです。一気にコミカライズまでおめでとうございます(*´ω`)
面白すぎて作者ページに行ったら【無欲の聖女は金にときめく】の作者さんでした。私の中で勘違い系トップランカーですよ。そっかー。他にも貴腐人ローザとかシャバの普通は難しいとかが有名ですよね。
もし発売開始日の追加情報など他メディア展開された場合は↓コメント欄にて教えて頂ければ幸いです。
小説名の感想まとめ
総合評価は☆5
ええ、文句なく面白いです。
サクッと読める勘違い系中華後宮物語。
ご馳走様でした。
【中村 颯希】の他作品紹介
・無欲の聖女は金にときめく
・シャバの「普通」は難しい
・貴腐人ローザは陰から愛を見守りたい
以上3作が有名な代表作かなと思います。
個人的には無欲の聖女は勘違い系小説の中でもトップ3に入ると思います。ちなみに他のトップ3候補は【ハルジオン】かな。
シャバと貴腐人ローザも読んだら確定で面白いとは思うけど、なんやかんや読めてないですねー。
最近はなろうのアベレージも高くなってて、次々と期待の作品が完結するからなぁ(;'∀')
まとめ記事のリンク
↓作品にて私が面白いと感じた小説たちをレビューしています。
カエデ
最新記事 by カエデ (全て見る)
- 【2023年更新】なろう小説完結おすすめまとめ【ランキング以外マイナー多め】レビュー - 2023年6月1日
- 【2022年更新】なろう小説完結おすすめまとめ【ランキング以外多め】読了レビュー - 2022年2月9日
- 【2021年更新】なろう小説完結おすすめまとめ【ランキング外多め】 - 2021年1月4日