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新米猟師カエデのマルチ狩猟ブログ

狩猟

猟師で生活?→舐めるな! というネットの意見に対する考察

投稿日:

・狩猟だけで生活できますか?

・猟師の年収っていくらくらい?

・狩猟と農業で生きていきたいのですがどうすれば良いですか?

・ハンターって儲かるの?

ネットの質問板には↑のような意見が溢れています。

そしてそれに対する解答のほとんどは…

「舐めるな!不可能だ!そもそも猟師って仕事じゃねぇ!」です。

 

先日、私は狩猟で生活することは可能か?というテーマで記事を書きました。これです。

私は猟師は専業で生活可能であるという意見です。

猟師は専業で生活できる?具体的な収入や意外な稼ぎ方を現役猟師が考察した

ところが…!

現役うん十年の猟師を名乗る方たちが、有害駆除で生活を考えているという質問者を袋叩きにしている光景をネットで見つけてしまいました。リンクは貼りませんよ。

質問者は解答に対する返事を返さず失踪し、その質問板はネットの海を漂い続けていました。

彼の猟師に対する興味が減じてしまったことは間違いないでしょう。切ない。

ひょっとしたら彼が将来の専業猟師になったかもしれないのに、です。これはとてももったいないことだと思います。

現役の猟師なら新人の猟師を歓迎すべきではないのか。少なくとも無知ゆえの質問を頭ごなしに否定する必要はないのではないかと思います。

せめて「もう少し調べて出直して来いぼけぇ」くらい優しくこたえてやれなかったのか。

ええ、これでも優しく聞こえるくらいの否定ラッシュでした。

 

猟師で生計を~という疑問に対する容赦ない否定

狩猟の否定反対

気になっていろいろ調べてみると、出てくるわ出てくるわ。

狩猟で食っていけるか、稼ぎはどのくらいかという質問。

そしてネット上の多くのページでは、その質問に対して真っ向から否定する意見が大量に書き込まれています。

これはどういうことなのか。

この記事を含むいろいろな猟師の生活に関する情報を調べて、

「どっちの意見が正しいんだよ!?」

「カエデ、てめー農林のまわしもんか!」

とその意見の隔たりに戸惑う人がいるかもしれないため改めて説明したいと思います。

 

猟師で生活できるか正しく議論するには前提条件と知識が必要

私の意見は変わりません。猟師は専業でもやっていける余地があります。

しかしながら、質問に対する回答者の方の意見にも一定の理解ができることも事実です。

「ぶっちゃけどうなんすかぁ?猟師でぇ、楽しくメシ食えますかねっ?」

というノリで質問されたら、猟師からすれば「猟師舐めんなボケ!」となると思います。私だってそうです。

逆に、

「師匠に教わり罠30か所かけて一日中必死に駆けずり回って収益化したいと思いますが可能でしょうか!?頑張ります教えてください!」

という質問があれば、

「お主、覚悟はあるのだな…?ならば止めまい、むしろ応援してやろうぞ」

とこうなると思います。

最初の質問と次の質問の違いは明らかです。あ、口調ではありませんよ。

つまり、具体性を持って答えられる質問であるかどうかです。

そしてそんな質問をするには、質問者が猟師について最低限の知識を身に着けている必要があるわけです。

「猟師で飯食えますか?」ではなく「猟師で○○と△△という活動をして収益化を図りたいのですがどれくらいの見込みがあるでしょうか?」と質問し、その具体的な内容に沿った議論ならば出てくる結論はもう少し違うはずです。

見るからに軽い質問には軽い回答しか帰ってこないのは自然なことだと思います。

とはいえ、狩猟に興味を持った人が抱いた素朴な疑問に対してそこまで求めるのはどうかと思います。最初は何がわからないかもわからないものであり、知らず知らずのうちに無神経な言動をすることはよくあることです。

 

質問に回答している相手を現役猟師と仮定すると

狩猟で生計に回答

この手の質問に回答しているのは、新人にからんでくるベテラン猟師のおっさんなのです。※勝手な想像です。

自分たちでもそう簡単にできないことを何も考えてないような文面で質問されたら、やっぱり面白くないのですよね。馬鹿にされているようにすら感じてしまうと思います。

 

狩猟で言うところの30か所の罠を仕掛けて毎日見回る猟師を他の仕事で例えると。

腕も確かで広範囲の仕事を任されていて、

その上で確実に仕事を取ってきてそれをうまく回して、

顧客と同僚に慕われていて関係各所の信頼も獲得していて、

それでなお偉ぶらず毎朝一番に出社する仕事人間というレベルです。

ブルーカラーからホワイトカラーまで幅広くこなすプロフェッショナルです。

 

それをペーペーの新人に「楽勝っしょ!」と言われたらそりゃあキレる。

ただでさえ猟師はプライドが高くて頭の固い人が多いというのに。

裏を返せば自分の仕事に責任を持っていて学んだ知識による一家言を持っているということなのですがね。

基本的にネット上で人に何かを教えることに対する慣れがないため、無神経な言葉にはすぐに噛みつきます。私も同じです…がうがう。

 

ネットでは下調べしてから質問しないとまともに答えてもらえない

狩猟の知識

こんな不毛なやり取りは、狩猟カテゴリに限らずネット上で往々にして見られるやり取りです。

ネットで質問に答えてくれる人は親切な人ですが、一方で下調べをせずに漠然とした疑問を投げてくる相手を嫌うことが多いです。同じ段階に立っていない相手を排斥する傾向があります。

「猟師は仕事ではない」「猟師は専業で生活できない」とおっしゃる方は多いですが、少なくとも私は猟師の活動のみで年収300は間違いなく稼いでいる人を知っています。

ですがそれは単に猟期にイノシシを狩猟するだけで届く収入ではありませんので、猟師という仕事をどう定義するかにもよると思いますが…。

ネットのやり取りにおいてはそういった細かい条件を詰めつつ建設的な意見交換がなされることは稀です。

「猟師って年収いくらくらいですか?」

というふわりとした質問が出てくる時点で、どうしても現役の猟師と認識に隔たりがあると言わざるを得ないのですから。

結果として、前提のない議論は喧々囂々の罵り合いになってしまうというロジックです。

まるで私のyoutube動画、新米猟師のハンターライフシリーズのコメント欄のようだぁ…(宣伝)

 

猟師で生計を立てられるか結論

猟師は専業で生活できる?でも述べている通り、私の結論は同じです。

猟師は専業で生活ができる。ただし”可能”であるが”簡単”ではない。

そして、

ネットの先輩猟師はもうちょっと新人に優しく接してあげてくださいね。

というのがこの記事で言いたいことです。

 

長い持論を読んで下さりありがとうございました。

実際、猟師で生計を立てることはネットで気軽な質問が失笑とともに否定されるくらいには難しいことです。それを踏まえた上で挑戦してみるのか、あなた自身に聞いてみてください。

もちろん、猟師になるだけならそこまで難しいこと考えなくても平気ですよ。猟師になってから考えてみれば良いと思います。

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カエデ

兵庫で猟師とパソコン先生をしているカエデです。 アウトドア派に見せかけたインドア&ネット大好き男性です。 29歳になりました。新しいこと、感銘を受けたことにはとりあえず手を伸ばしてみるタイプです。 狩猟、パソコン出張教室開業、警備員、動画投稿、株、絵師、将棋、ハーモニカ、ラノベ作家、医薬品登録販売者、仮想通貨、海外一人旅、ネトゲ廃人など、気付けばいろいろやっていました。

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