世界の闇と戦う秘密結社が無いから作った（半ギレ）とは
黒留ハガネさんが小説家になろうに投稿されている無料ネット小説です。本編完結済み。
レビュー24件とかいう、読んだなら叫ばずにはいられない面白さを持つ小説。
なろうの累計完結ランキング上位にも食い込んだ有名な作品です。
読んでみた感想や、どんな小説を求める人におすすめかを紹介していきます。
※この記事は3分で読めます。
秘密結社が無いから作った はどんな話？
やべー超能力に目覚めた主人公。
これからテンプレよろしくキャッキャウフフなイベントが始まるんだと己を鍛えつつワクワクする主人公。
しかしこのクソリアルな世界にファンタジーなど存在しないことに気づいてしまう主人公＝社畜。
「よろしい。ならば俺が秘密結社だ（半ギレ）」
優秀で（整形）美女な参謀を見つけ、クソ詰まらないリアルに風穴を開けたい中二ボーイズ＆ガールズに非日常をプレゼンツ！
最高の青春を作り出し、失いし自分たちの青春を慰め、あわよくば新たな青春の一ページをもう一度…！
読む前のぼく
「舞台が現代だし、外部的なファンタジー要素がないらしいし…うーん」
「超能力？ 秘密結社を作るの？結局やらせでしょ？コメディ？…うーん」
「タイトルもさぁ、なんかピンとこないし…。日刊ランキングで無双してそう。題材的に気分かといわれると微妙かなぁ」
読了後のぼく「ｳｪﾙｶﾑﾄｳｱﾝﾀﾞｰｸﾞﾗｳﾝﾄﾞ(ﾎﾞｿｯ)」
「めっさおもろっ！レベル高っ！うひょぉぉぉ！！紹介したい！したいぃぃ！！！」
正直、読み始めるまでは半信半疑でした。
今ね、このレビュー記事を書きながらニヤけています。多方面から素晴らしい小説だったほんと。
なろう本家のレビューもやたら香ばしかったり哲学的だったりするので覗いてみてください。単純なのに深い小説ですよ。
爆笑、そして感動。心の痒い所に手が届く。この題材をこんな調理するなんて、誰にでもできることじゃないと思います。
読むべきです。☆6案件です。☆5までしかないけど。。。
黒留ハガネ 作者あらすじ
世界の闇と戦う秘密結社の感想やジャンル、特筆すべき点
ｳｪﾙｶﾑ ﾄｩ ｱﾝﾀﾞｰｸﾞﾗｳﾝﾄﾞ
作者はセンスの塊。自信をもってお勧めする神作。
基本はコメディ。顔がニヤけるのを止められない。1人称時々3人称。
何の特別なイベントもないまま、なんとなく鍛え上げた世界最強の超能力。すでに過ぎ去った青春。悪のラスボスは世界にいないらしい。
ならば逆転の発想で「俺が、俺こそが悪の秘密結社だ！」
そして中二患者に超能力と魔法少女的なイベントを用意して、マッチポンプで強制ステキなファンタジーへようこそ！
だんだん規模が大きくなってきてヤバイ。古代マヤ文明の遺跡を自作したり、地球の海の水全部抜くとかやり始める。ヤバイ。
みんな大好き超能力妄想が刺激されまくる。俺も超能力欲しかった…！
努力系有能厨二ヒロインの鏑木さんが可愛い。まじで可愛い。こんなヒロイン見たことない。
見切りポイント8話まで読んでみてください。その時点でクスッと来なければ切って良いと思います。切る人いるのかな。
この作品、突き抜けた魅力が複数あります。
読者すら騙すマッチポンプの大技、社会人経験者特有の蘊蓄。
子どもの心と大人の心の両方をワッサワサと刺激してくる、ああ、素晴らしい小説。ベタ褒めせざるを得ない。
ともすればマッチポンプのクソ主人公ズによる自慰行為になってしまいそうな危うい題材をここまで読めるようにするのはお見事。簡単そうに見えて高い実力と配慮が要求されることだと思います。
読み進めるほどにギャグだけではない尖った魅力を持っている小説であることを否定できる読者はいないでしょう。中毒性が、そもそも内容が濃すぎて逆に一気読みができないかもしれません。
ラストも素晴らしい。広げに広げたマッチポンプの大風呂敷をどうやって収拾するんだと逆に心配してしまいましたが、終わってみれば大満足。やっぱメインキャストは初期メンバーだよなぁ。キャラ増えて初期メン薄まってたモヤモヤも払しょくです。
マッチポンプでも、読者や登場人物たちをも騙し感動させるほどにやり切れば、それはもう新しいなにかですね。
あー良い作品に出会えた。
他の感想やレビューの声
※なろう本家レビューより抜粋しています。
・感動のフィナーレ
・2020年現在の『なろう』での、超能力結社SFのマイベスト１
・ばか面白いです。
・秘密結社がないのならば作ればいいじゃない！
・史上最高のマッチポンプ青春小説
・“楽しい”は、作れる！
小説情報
作者：黒留ハガネ
人称：1人称メイン、時々3人称
文字数：73万文字（ラノベ4冊相当）
連載状況：完結
作者キーワード：伝奇 念力 超能力 マッチポンプ サイキック 訓練 最強 秘密結社
作者設定ジャンル：ローファンタジー
打ち切り？書籍やアニメ化、コミカライズ情報
書籍やコミカライズ情報 アニメ化はあるのでしょうか？
2020年11月時点で書籍ノベル2巻が発売されています。そしてどうやら2巻で打ち切りらしいです。
マジかよ…。
まぁ、主人公無双やハーレムや転生やはたしかにないけど…。でも強いしヒロインかわいいしファンタジーだってあるんやで（マッチポンプでヒロインは整形だけど）
商業向けじゃないのかなぁ…。たしかに新規は獲得し辛いのかも…。でもなぁ…。この面白さで？もったいない…。ラノベ業界はほんと厳しい世界だなぁ。
面白さは無職転生とか転スラにだって負けてないよ。確かに方向性は違うけど…。でもネームバリューはそりゃ、ランキング作でも超メジャー作と比べるとなぁ…。でもなぁ…。ほんとリアルはクソゲーだぜ（半ギレ）
もし誤りがあったり、コミカライズなど他メディア展開された場合は↓コメント欄にて教えて頂ければ幸いです。
世界の闇と戦う秘密結社が無いから作ったの感想まとめ
総合評価は☆5（☆5の中でも高評価）
信者を生む作品です。
刺さる人にはしばらくリアルに影響を与えるほどに刺さることが予想されます。
やってほしいことをやってくれて、書いてほしいことを書いてくれて。大人の気分と子どもの気分が同時に味わえる、素敵な小説でした。
マッチポンプといういわば騙しのような行為をここまで気持ちよく読ませられてしまったことに脱帽です。
【黒留ハガネ】の他作品紹介
長編完結は【世界の闇と戦う秘密結社～】のみですね。現在は新しく【この世界のヤベー奴らは大体みんな俺の弟子】というファンタジーものを連載されているようです。
他は短編の完結が何作か。
【一転攻勢デスゲーム！】
【滅竜山くんの一生 ～46億歳、全ての生命と魔の祖～】
【昨日見た夢の話なんだけど】 などなど
基本的にはわかりやすい面白さ重視な作品が多そうな印象です。
強い主人公が世界をぶん回す系でしょうか。いずれの作品にもレビューや感想がしっかりついていて、楽しく読めそうな印象ですね。
まとめ記事のリンク
↓作品にて私が面白いと感じた小説たちをレビューしています。
カエデ
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