ナレーション:西暦20××年、機械文明の発達により猟師は世界から駆逐されました…
長 老 :猟師…? ああ、昔はそんな仕事をする者たちがおったな。
子どもたち :今はいないの?
長 老 :今はほれ、どろーんがおるでのう…
子どもたち :デデンデンデデン…、…デデンデンデデン…(ターミネーターのリズム)
この記事は3分で読めてこんな人におすすめです
・最新ハイテクの狩猟技術に興味がある人
・新しい物好きでもしもの話が好きな人
・ぶっ飛んだ未来の空想科学でヒャッハー!な人
この記事の結論
未来技術を狩猟に転用したらヤバイ。高度に科学が発達すると猟師は死ぬ
はるかな未来。そこで猟師はどのように狩猟をおこなっているのでしょうか。
もしも狩猟に未来技術が導入されたらどうなるかというIFを現役猟師が考えてみました。
なお、狩猟対象はロボット兵器ではなく、あくまでもシカやイノシシなどの通常の狩猟鳥獣とします。
この記事には読み手を選ぶネタが散りばめられているため、理解できない部分は流し読みしてください。すべて理解できた人は私とお酒を飲みましょう。
現代猟師の新鋭装備と技術
アホな話10割になるのもどうかと思いますので、最初は急速に近代化されつつある狩猟の現場装備についていくつか紹介したいと思います。
暗視ゴーグルとサーモグラフィーはふつうに買える
狩猟とか関係なしに欲しがる人がいそうですね。これで藪に潜むイノシシを発見できたりしないでしょうか。誰か使っている人の意見が聞きたい。
個人でこんなものを持てるなんてロマンありすぎて無条件にワクワクしますよね。
なお日の入り後の発砲は禁止なので注意しましょう。
箱罠をセコムする
セコムやアルソックなどの警備保障会社が、不足するハンター対策の一環として箱罠の管理業務の展開を始めています。
猟師が見回らずともモーションカメラが獲物がかかったかを教えてくれたり、場合によっては駆除の免許を持った従業員が処理までしてくれるのだとか。本気すぎる…。
ぱっと見料金が高く個人というよりは土地の管理者や市町村を相手にしているような印象を受けますが、実績と技術が蓄積されれば値も落ち着いていくのかもしれません。
個人の猟師が駆除を担えなくなれば、その需要をあてこんだ企業のテコ入れが起こるものなのかもしれませんね。余談ですが、田舎では農地の社有化が進んでいたりします。
ネットワークの活用。猟師の情報共有
今や猟師のおじいさんでもネットで動画を視聴する時代です。
5チャンネルには猟師のスレがありますし、今読んでもらっているこの記事もネットワークの活用と言えるでしょう。
狩猟シミュレータ シムターゲット
かなりリアルなシミュレーション。模擬銃を構え、モニタのクレーや獲物を狙います。何かの講習会の時に一度だけプレイしたことがあります。熊に食い殺されました…。
しかし、改めてネットで調べてもまともな情報が拾えません。どこかでプレイできるはずなのですが。まさか競争社会の波に呑み込まれたロストテクノロジーと化してしまったのか…?
近未来に実現するであろう技術と狩猟への応用
いよいよ楽しい妄想のお時間です。
スマートガンで誤射と盗難を防ぐ
スマートガンとは指紋などの認証があり登録した本人にしか使えない銃の事です。
ややこしい銃の管理制度からの解放です。長く手間な銃所持免許の維持に苦しむ猟師にとっての救世主になり得ますね。
さらに技術が発展すれば人間を誤射しないよう銃にロックをかけられるようになるかもしれません。
ブロックチェーン、TRIG…うっ、頭が…。
誤射がない世界になれば以前の記事で紹介したような不幸な事件も防げますね。
狩猟罠の自動管理システムの完成
箱罠の餌が自動補充されたりAIが獲物を判別して通知したり錯誤捕獲なら罠を解除したり。
高度に機械化された猟具がハンターの苦労を軽くしてくれます。
なんと通知どころか自動で精肉の機能まで…!
はい、ここでタイトル回収しましたね。全自動シカ解体機が実現すればそれを山に設置するだけで肉を収穫できるようになりますね。
ここまできたらもはや狩猟じゃねーしハンターいらねえじゃねーか!
すいません、そういう想定の記事なので…。
でも個体数管理と地産地消には最強でしょうね。猟師が機械の管理人となり果てる時代が来たりするのかな?うーんフューチャーフューチャー。
趣味の狩猟はアナログのままで残してほしいですよね。やはり獲物を狩るという行為の文化度は高いと思うのです。
リアルタイム化したグーグルマップ先生とドローンの共同作業
リアルタイムの映像で動物を探し、探査ドローンによる全鳥獣の個体管理と空中からの投射による獲物の捕獲が可能に。
…やっぱ猟師いらねぇじゃねーか!
ここは一度機械から視点を離し、あくまでも人間が技術を利用することを前提に考えてみましょう。
VR空間で狩猟のトレーニング
電子レンジとしても使えるヘッドギア。現実と変わらない仮想の世界へいざゆかん。これで銃弾をスウェーバックで避けられるようになります。
従来のシミュレータとは桁違いの狩猟経験値を得ることができるでしょう。なんなら脳にスキルをインストールすれば、あなたも今日からベテラン猟師です!
現在でも脳と五感の機能を効率的に利用するプログラムが流行りですよね。聞くだけでスラスラな英語学習とか。古くは睡眠学習とか。「「せーのっ!こんばんはー」」という催眠音声がありますね。
こうして考えれば、意外と未来技術だと思っていたものにも近代技術が混じりつつあります。
戦争やら趣味などからこういうのは発展すると言いますし、狩猟発のブレイクスルーが起きたりしないでしょうか。未来技術にワクワクしちゃう私としては、趣味に応用できる最新技術というのは楽しみに追っているテーマです。
強化外骨格を装着した猟師は熊を銃なしで狩猟できるように
もはや言葉は不要。
究極の超未来。夢のないディストピアが形成される可能性
そこはあらゆる狩猟鳥獣がコンピュータに自動管理され、増えすぎた種はドローンが捕獲して精肉機へ放り込まれる世界。そもそも生殖能力をオートコントロールされた動物たちは過度に増殖することもない。
そしてそれは人間も同じ…。猟師という生業とともに、人の自由な魂は過去の存在へ。
未来のことは、誰にも分からない
だからこそ、この再開が意味するように
無限の可能性があるんだ
これが………
シュタインズゲートの選択だよ
飛べよおぉぉぉぉ!
狩猟の将来まとめ
この記事、書いてて最高に楽しかったです。
現在の話はともかく未来の話は完全にネタ枠ですが、そのうちいくつかは本当に実現したりしないでしょうか。
それでは明るい将来を夢見て、また次回(*´ω`)
カエデ
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