ぅゎょぅι゛ょっょぃ
原作はウェブで読めます(下にまとめています)
魔法少女詐欺ジャンルの親せき
魔法少女ってタイトルにあるから小さい女の子向けだよね?
そんな常識がはるか昔に忘れ去れた末法の世。
それでもさすがに幼女ならホワホワした日常ものなんじゃない?
そんな風に考えた唾棄すべき軟弱者には鉛玉がお似合いである。
戦争の何たるかを知らない砂糖を煮詰めたような子羊に神の啓示を与えん。
そんな作品です。
とはいえ。
スコップで殴り殺したり、銃撃で吹き飛ばしたり。
人死には日常すぎるものの、惨い描写は少ないし主要人物もあまり死にません。
よって鬱展開はほとんどないので安心して読めます。
(魔法少女にしては)良心的とすら言えます。
末期の大戦ものであるため残酷な展開はそれなりにあるのですが…。
幼女の皮をかぶったバケモノが爆裂術式で吹き飛ばしたり神の奇跡でハレルヤしてくれます。
よって概ねシナリオはストレスフリー(魔導)
かわいい女の子とか銃とか魔法とか大戦とかが大好きなあなたは読んで損のない作品です。
原作は無料で読めるネット小説ですので、興味のある人は覗いてみることをおすすめします。
↓の方に各リンクを貼っていますので読み進めて頂ければ。
意外にも万人受けだが前提知識があるほうが楽しめる
幼女戦記は第二次世界大戦をパク…オマージュし、そこに幼女や神、異世界に魔法などの独自の世界観を盛り込んでカオスにした戦記物作品です。
これだけ読むととっつきにくそうですが、別に前提知識がなくても勢いで読めてしまいます。
知らないでも楽しめるけど、知っていればニヤニヤしてしまう感じですね。
幼女戦記、原作小説(SS)は完結済み
原作のWeb版はArcadiaにて投稿された小説です。
「幼女戦記 Arcadia」で検索すると今でも読むことができます。
暗号化されていないためリンクはご容赦を。
※パソコンならまだしも、スマホで読むのはおすすめしません。
後述しますが、原作はかなり読みにくいです。
書籍版も2019年現在12巻まで発売されているようなので、作者を応援する意味でも純粋に楽しみたい方は書籍版をおすすめします。
原作は綺麗に完結しているため、安心して追うことができます。
原作は粗が相当多いため書籍版の方が読みやすそう
↑が書籍版。記事をまとめている現在の最新刊は12巻。
無料で読める原作は読みにくいです。
細かい説明が不足しており、視点や時間が目まぐるしく変化します。
話が飛びまくり、作者の語りや独自のネタ、スラングが飛び交います。
初見さんお断り感がすごく、歴史に多少の知識がないと????となることもしょっちゅう。
戦闘描写は終盤はともかく序盤は薄すぎで、逆に終盤は参謀本部の影が薄すぎです。
ゼートゥーア閣下とレルゲンさん大好きな私としては「もっと参謀本部を!」と叫んでいました。
「諸君、私は戦争が好きだ!」
こんな有名フレーズから始まる一連の書き殴りは、私は大好物ですがそうでない人は感情移入までにしばしの時間を要するかと思います。
元々が”そういうSS”なのでこのノリは仕方ないっちゃ仕方ないのですが。
書籍版では時系列が整理され非常に読みやすくなりますので、もし原作がとっつきにくければ書籍版を手に取ってみてください。
逆に原作ならではの良い点として、
濃い専門知識を基にした分析や描写が図抜けている点が挙げられます。
特に独特の料理の描写はネット小説フリークな人でも唸らせられること間違いなし。
世に溢れるネット小説の中でも異彩を放っています。
「好きだから小説を書いた!」
それがありありと感じられる作品であり、
「ラノベを書こうとしてラノベを書いた」作品とは一線を画していると言えると思います。
読者置き去りになりがちながら、スピード感もすさまじいです。
ポンポン話が進むし内容もくっそ面白いので状況が意味不明でありながらも大枠さえ掴めていればついついページをめくってしまう。
大枠とはすなわち「ターニャちゃんかわいい」「アカは〇ね」「帝国強すぎだけど詰みすぎぃ」です。
「ついていけねぇ…」
そう思っても、とりあえずターニャたん次何するの?ってな感じで追っていけばOK
あとは各々の楽しみ方に期待する感じですね。
戦記物が好きならどこかで琴線に触れますし、そうでなくても中毒性はかなり高い作品だと思います。
目をシパシパさせながら必死に読了したから間違いない。
劇場版も名作
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映画公開後追記
観てきました。おもしろかった。
アニメ版が好きな人なら劇場で見る価値があるクオリティでした。
実に幼女戦記していた、とだけ。
劇場オリジナル版というよりは、クオリティの上がった第二期を見ている感じでした。
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人気爆発で映画化されます。
劇場版幼女戦記の存在を知った時はワクワクが爆発しました。
映画の日程と上映される映画館(KADOKAWAホームページより)
120%映画館へ観に行く予定です。
アニメ幼女戦記とはだいぶ違うが両方イケる
私はアニメ→原作という順序で入りましたが、それなりに違いが多いです。
あたりまえっちゃあたりまえですが。
ネタバレになるので触れる程度にしますが、
アニメでは神秘感を残していた存在Xの扱いとか、ラスボス感漂うメアリーが…。とか。
正体不明な感じにしたり部下に女の子を配したアニメ制作にはGJと言いたい。
でもアニメ版と大筋(滅亡へ至る道)は同じですので、アニメでは語られなかったターニャの心境を理解しつつ、じっくりと話しが進んでいくのは嬉しいです。
幼女戦記のアニメの完成度は非常に高く、アニメ単体では違和感を感じないのですが…。
やはりアニメは駆け足になっているようですね。仕方のないことですが。
ターニャのイカレっぷりはウェブ版の方が際立っています。
それを見る周囲の反応や認識の齟齬はやはりノベルならではの楽しみと言えるでしょう。
アニメの完成度もハイクオリティ
↓幼女戦記のアニメ制作pvです。
アニメ版もカオスな原作の良さを残しつつマイルドにまとめています。
トゲだらけのいがぐりを必死に袋に入れたら、何個か穴が空いたけど袋詰めに成功したかんじ。
マイルドになったのはアカ、ハレルヤで、穴が空いたのはマッド、幼女、他色々。
少なくともそこらの量産アニメよりは見る価値があるのでおすすめです。
ネット小説原作のアニメは残念クオリティも多いので、これは嬉しい。
幼女戦記の感想まとめ。おすすめ度はエルニウム95式
原作がカオスすぎて…。
まとめた記事もそれに引っ張られてカオスになった感がぬぐえないです。
とまれ、視聴しても読んでも損はしない名作であると言えるでしょう。
特に魔法少女詐欺とか戦記物とか、うわようじょつよいが好きな人にはぶっ刺さるはず。
末期の大戦ものでありながら読み味サワヤカ。
スカッとした作品をお求めならばぜひリンクから飛んでみてくださいな(*´ω`)
幼女戦記おすすめの鑑賞順
アニメ→書籍→映画 かな。
他の作品にも言えることですが、原作でイメージができちゃうとアニメになった時違和感バリバリだったりしますから。
幼女戦記はキャラの描写がほとんどないので、そういった違和感は抱きにくいかもしれませんが。
とまれとまれ、幼女戦記はとても面白いですよ。一緒に映画も観にいきましょうねぇ^-
↓ネットで無料で読める完結済みのおすすめ小説をまとめています。
カエデ
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